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- 2021.08.18 Wednesday
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長年続く不景気に加えて、コロナ禍に見舞われた2020年。
大規模なリストラや収入減、経営難や閉店に倒産。
行こうと思っていた学校の授業がなくなったり、就職や転職の採用が見送られたりと、多くの方がままならない経験をされています。
前回のブログで
「自分の思い通りにいかない。 生きづらい。なぜ悩むのか。 なぜ苦しいのか。」
ということについて書きましたが、原因は一つではありません。
物事がうまくいかない原因のひとつに“執着”があります。
執着することにより、
「絶対にこのやり方でなければいけない」
「絶対にこうでなければいけない」
という気持ちが強くなり、視野が狭くなります。
そして物事を多面的に見ることができず、行動する前から「全部だめ、八方ふさがりだ」と決めつけ、可能性を全否定して自分自身を苦しめてしまいます。
計画通りの人生など捨て去れば,
我々を待っていた人生が開けてくる
これはアメリカの神話学者で作家でもあるジョーゼフ・キャンベルの言葉です。
何かを失っても、新たな何かを得ることができる。
どうにもならないときは無駄に足掻くことをせず、「できることはできる、できないことはできない」と受け入れましょう。
意地や見栄を張って強がらずに、執着を手放し、別の活路に目を向けるのです。
そのような視点を持つために、日ごろから自分とは違う生き方や考え方をする人や異なる業種の方々とのコミュニケーションや、ニュースを聞いたり本を読み、自分の視野を広げることが大切です。
こういう仕事もあるのか。
そういう考え方もあるのか。
大きな苦難を乗り越えて今のこの人があるのか。
あの人に相談してみようか。
視野が広がることにより、何かを失う恐れを手放し、現状維持の執着の気持ちをなくすことができます。
どのような時にも「何とかなる」とゆとりを持ち、理性的に判断して行動できるようになるでしょう。
どんなに苦しく、絶望的に思えても、人生に無駄はなく、乗り越えられない試練はやってきません。
自分で「乗り越えられない」と決めつけているだけなのです。
自分の思い通りにいかない。 生きづらい。
なぜ悩むのか。 なぜ苦しいのか。
カウンセリングを始めてから25年以上が経ちました。
その間に年号だけではなく、価値観や社会が大きく変わりましたが、悩みの原因は変わらないことを日々実感します。
人は誰でもたましいの思い癖に加えて、それまで生きてきた経験から「こうあるべき」という思い込みが強くなり、なかなか自分を変えることができません。 そして、その「思い込み」が「執着」となり、頑なに変化を拒んだ結果、
苦しい
うまくいかない
こんなに頑張ったのに
なんで私ばっかり
と、悩み苦しむことになります。
そんな時、私はアメリカの神学者ラインホールド・ニーバーの有名な祈り、「ニーバーの祈り」を思い出します。
自分が変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気を。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
見分ける叡智を与えてください。
多くの人が今生のテーマの中で変えなければならないものを「こうでなければいけない」「変えられない」と思い込んでしまいます。そして、変えられないものや変える必要のないものを「こうであったらいいのに、ああであれば」と悩んでいるのです。
幸せへのはじめの一歩は、持って生まれたテーマを正しく理解するとともに、この思い込みともいえる「執着」を手放すことから始まります。
これからは個性の時代です。
一般常識や世間体にとらわれず、自分にとって何が本当の幸せなのかを見つけ、自分らしく今生を生き抜くことができてこそ、充実した人生が送れるのです。