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- 2021.08.18 Wednesday
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上野の森美術館で明日23日まで開催されている「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」展。
月曜日は定休日。台風上陸とはいえ今日行かなくては!ということで今回も終了間際にギリギリセーフで観に行くことに。
ここまでして何故観に行ったかというと、遡ること20数年。。。
新社会人として私はPaul Smithで働いていたのですが、(大学の卒業旅行でPaul Smithの1号店を見るためにロンドンに行く程、気合が入っていました(笑))当時から彼は展示会の際は必ず来日し、シーズンのコレクションのコンセプトを自ら私達に伝えてくれました。
その頃からトップデザイナーとは思えないフレンドリーな人柄と人懐っこい笑顔で私達スタッフも魅了してきましたが、70歳になった今でも好奇心が衰えることなく、精力的に経営者、デザイナーとしてブランドに尽力していらして、当時と同じ厳しく理性的でありつつも遊び心を忘れない抜群のバランス感覚を失わず、あの頃以上に輝いていました。
こう書くと順風満帆に見える彼ですが、実はトゥール・ド・フランスに出場するようなプロの自転車レーサーを目指していましたが、怪我によりその夢を若くして断念しています。
けれどもそこで彼は自己憐憫に陥らず、アートスクールの学生と仲良くなり、もともと写真やアートに興味のあった彼は更に広い交友を深め、後の伴侶となる「ロイヤルカレッジオブアート」のテキスタイル教師で芸術家のポーリーンとの出会いにより、ファッションの世界へ新しい夢の翼を広げてきます。
もしも怪我が無かったら、Paulは一流のプロロードレーサーになれたかもしれませんが、今のように世界中で愛される存在にはなれなかったでしょう。
ピンチをチャンスに変えるのは自分次第。
彼を良く知るBritish GQのDylan Jones編集長もPaulの成功の秘訣として、
・生まれ持った才能
・激烈な野望
・研究心の強い性格
・人との接し方
Paulは常にwin-winの関係を築こうと働きかけている。
と言っています。
私は初めてPaulと会った時の彼の歳になろうとしています。
自分のこれからの人生をより輝かせるか、「でも、だって、どうせ」と言い訳ばかりしてつまらないものにするかは自分次第。
46年間走り続けるPaul Smithの素晴らしさ、強さ、魅力を実感し、再確認した一日でした。
よく「食べることは、生きること」などと言いますが、食べたものが体を作り、心にもつながっているからこそ、疎かにできないわけですね。
そういえば以前キレやすい子供やうつ病はインスタント食品や化学調味料を取りすぎと関係していると話題にもなりました。
なので、栄養バランスや、質の良いものを採るという心がけも大事ですが、反対に心からのメッセージも食に現れます。
気が進まなかったり、気を遣う食事会の後はいったい何を食べたかはっきりせず、帰りがけに友達と食べなおしたり、帰宅後に何かつまんでしまった、なんてこともよく聞きます。
また、心を開けない相手とはなかなか食が進まないもの。
皆さんにも気になる人との初めての食事の時など、緊張で食べれなかったり、味がよくわからなかった、といようなことがあったのではないでしょか。
これも「相手にどう思われるか」ということばかりに気を囚われてまったく心が開かれていない状態だからですね。
なので、皆さんも食べる気が起こらない、人と一緒に食べたくない、というような時は心が人とのコミュニケーションを避けている状態かもしれません。まずは心に問題がないかのバロメーターになるのです。
また、以前食べ物の好き嫌いの多い人は寛容性に欠けるという「偏食と精神の柔軟性は関連する」という意見を聞いて納得したことがあります。 食と心の関係は人そのものを表すことがなきにしも、侮れないですね。
画像は先日大学時代からの友人が遊びに来た際に作ったランチプレート。
キヌアのサラダなどパワーフードを取り入れ、ちょっと気合を入れて凝ったベーグルを焼いてみました。