新年早々、廃棄予定の食品流用や観光バスの事故、幼児虐待などなど「様々なことが当たり前でなくなってきている」ことを実感する事件が続きました。
前回のブログで書いた通りですね。
そんな事件が世の中を騒がすことで、真面目に頑張っている正直者が馬鹿を見たり、悪い人ほど潤っていたり、と当たり前のことを一生懸命に頑張っていても報われないのでは、と多くの人たちが何を信じればよいのかわからなくなっています。
そうした時代の流れのせいか、物質的な結果重視になり、
「やるからには成功しなければ」
「よい結果を出さなければ」
「ある程度の自信がついてからはじめようか」
などと多くの方々が思うようになってきています。
本来は自分が「何のために、何を、どうやっていきたいか、どんなことができるか」という気持ちで始めはずが、いつのまにか「こうしなければならない」という方法論にばかり捉われ、情報に惑わされて自分を見失ってチャンスを逃したり、せっかくの機会に出遅れてしまったり、最悪は大事なものまで失ってしまうことがあります。
サービス業でも政治でも本来は「お客様のため」「民のため」で始めたはずなのに、いつのまにか自分だけを大事に思ようになってしまい、お客様や民は二の次。そうした小手先のテクニックはすぐにばれて、飽きられたり、人々が離れていってしまいます。
結果を出すことも大切なことですが、それを持続できるか、一過性に終わってしまうのかは大きく異なります。その違いは、いかに周囲に惑わされず、心を込めて、小さなことを大切に積み重ねていけるか、なのです。
だからこそ、地味で目立たなくても、すぐに結果が見えないとしても、
「譲れないもの」
「大切にしたいこと」
を信念を貫き行動することで、その波長が必要な縁をつなぎ、少しずつ結果につながっていくのです。
小さなことを積み重ねるということは、その先にいる人を想い、大切にしなければ出来ないこと。
だからこそ、確実な結果につながるのです。