今年の夏は猛暑とゲリラ豪雨がかわるがわるやってきて、自然の脅威が何を意味しているのか、私たちの生き方が問われているように感じる今日この頃です。
そんな中、7月のスピリチュアリズム勉強会では、自分と波長の合わない人とのコミュニケーションの取り方と天職を適職に変えていくためにどうしたらいいのか、というこの2つがテーマとなりました。
日々、人と関わっていく中で自分が常識的に考えて正しい言動をとれている時、そうでない相手を非難してしまいがちですが、自分がどんなに正しくても相手が変わることはありません。
だからこそ、自分はその人と関わることによって何を学ばされているのか、そこに気付き、成長することが試されているのです。いつもお話ししている「すべては誰かと自分のことではなく、自分のこと」だからですね。
なので冷静に自己分析していくと、自分の人としてどうあるべきかの基準を相手に当たり前のように望んでいることが見えてきたり、人を裁いてしまう思い癖があったり、思い通りに事が運ばないと物分りの悪い相手に対してイライラしてしまう自分が見えたり、自分の頭の中だけで思っていたことを相手に全く伝えていなかったがために噛み合わなくなったり、と相手云々ではなく自分がどうなのかが見えてきます。
そうすることで相手に不満をぶつけ裁くのではなく、自分の何が変われば上手くいくのかが理解でき実践につながり、その結果変わらない相手を非難したりおかれた状況を嘆くことがなくなり、自分の波長が高まり分かり合える仲間を引き寄せます。
もう一つの課題、天職を適職にしていくことについても、今の仕事が不満があるかり、その現状から逃れたいという気持ちだけで他のことをしようとしても、どうしたいかという目的地がはっきりしていないために結局どこにも行きつかず上手くいきません。
また、目的ははっきりしていても行動する前にまず上手くいくかどうか、成功するかどうかに捉われてしまうと、成功するためのテクニックばかりが気になり、どうするべきかばかりでどうしたいが後回しになってこれでは今と何らかわらず元の木阿弥です。
おまけに結果を出そう出そうと焦る自分の思い癖が試された結果、思うような結果を出せない自分に不安になって折れてしまい、現状に妥協して夢を実現する行動は起こさず、夢を見るだけで終わってしまいます。
天職を適職にしていくには自分の思い癖(結果を急いでしまう、頭で考えただけで結果を出してしまって行動に移せない、自分に自信が無くお金になりっこないと思ってしまう、等、人それぞれですが)を徹底的に克服することで好きにこだわり、好きだからこそ努力を苦労と思わず、どんな障害も乗り越えられる強い軸のぶれない自分になれるのです。
その証拠に好きを仕事にしている人を傍から見ると、寝る間も惜しんでものすごい努力、と思いますが当の本人は何とも感じていないことがほとんどです。
いずれにせよ、自分がどんなに真面目で常識的ないわゆる「いい人間」であったとしてもその対価として誰かが自分にとって居心地のいい環境ややりがいのある仕事を与えてくれることは絶対にありません。
自分でそう作り上げていくことにこそ意味があり、たましいが成長し、その結果幸せになるのです。