いつかご縁があれば・・・とぼんやり思っていた富士山登山ですが、何故かとんとん拍子に決まってしまい、このところの日本の荒れた波長のことや今後の日本の在り方、こんな状況になってしまったことの反省の意を込めて体力なしの私が意を決して登ることになりました。
五合目から出発し、一日目は七合目トモエ館さんで一泊。
富士山の山小屋定番のお夕食と言えばカレー!
トモエ館さんの夕食にはハンバーグがドンと乗っています。(女子には結構量が多いです。胸焼け注意(爆))
深夜12時前に山頂目指して出発です。
空には星がたくさんで流れ星も見え、ワクワクしつつも
現実はかなりの急斜面に加え溶岩ゴロゴロの真っ暗な中ヘッドランプで足場を照らしつつ、
のそのそよじ登ること小一時間。
八合目手前から息切れが激しく、吐き気をもようしてきました。
とはいえ、ここであきらめては〜と自分に言い聞かせ急な溶岩登りが終り、
九十九折れの登り道になったあたりから、格段に登りやすい道になったにもかかわらず、
数メートル進むとひどい息切れと吐き気、めまいに襲われ全く足が進まなくなってしまいました。
とはいえ登山は自己責任。
自分の脚で歩くしかない、と休み休み何とか八合目白雲荘さんまでたどり着いたものの、
寒さとあまりの調子の悪さに動けなくなってしまいました。
かなりヨレヨレ状態です↓
ひとまず白雲荘さんで休むことにしましたが、冷や汗と吐き気は止まらず、
2時間ほど休んでも一向に改善なし。
終いには体が震えだし、嘔吐も始まりどんどん症状が悪化してしまったので、今回は泣く泣く高山病発症にて3200mで下山を決意しました。
まるで火星。
結構な斜面ですよね〜。
普通に登ってもきつそうですが、高山病がプラスされるとそれはそれは・・・。
下山を決めてからも呼吸困難と吐き気で意識朦朧としつつ3歩進んで3分休んで状態でした(汗)
五合目に到着してからももう立っていることもできず、ここまで下りてくると救護室もないので管理センターの方のご厚意でお部屋を貸していただき横にならせていただきました。
スタッフの方々にも本当によくしていただき(涙)登頂は叶いませんでしたが、皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいで、私的には本当に良い経験になりました。
ともあれ、しっかり日本の今後のことは祈願してきましたし、
私自身も今後の自分の在り方を見直し、誓いを立ててきました。
また、登山も今回思うような結果が出なかったからこそ、自分の足りない部分がそれはそれははっきりとあぶりだされ、今後何についてもっと力をつけるべきかがよく見えてきました。
これからもっと体力をつけて(高山病予防は呼吸法しかないのかしら?!)
「転んでもまんじゅうつかんで起き上がる」の精神で”体力無し子”ですが頑張ります。
秋までにもう少し2000m級のお山に登って来年リベンジできたらいいのですが。。。
後日パートナーがトレイルランニングの仲間とこの夏参加するUTMBに向けての試走+高地トレーニングをかねて0合目から数時間で登頂しさくっと日帰りで帰ってきました。
こればかりは生まれる際に自分が選んだ車種(肉体)の違いを実感させられましたね〜(苦笑)恐るべしです。
身の程知って出直してきます(汗)
この日の富士山はこんな素晴らしい龍神様がいらっしゃいました。
神々しい・・・・。
(画像は三好礼子さんのfacebookから拝借しました)