昨日は成人の日でしたが、体だけこの世に生まれて20年たっても意味のないことで、どのような経験を積んで、何を自分のものとしてきたか、が大事です。
大人とは自己責任で行動できる人。
自分で自分の行動、言動の責任がとれ、自分の考えで物事を判断できる人。そして感情でなく、理性で物事を判断できる人。
つまり「自律している」ということですね。
ある意味、人間の心の中にある「神我」と同じで、自分の思う神様という存在が、こうしてはいけない、ああしてはいけない、これは正しいと言っているから、と物事の判断基準を経典や一般常識に依存するのではなく、自分が神だったらこういった行いをするだろうか、と自分で自分をコントロールすることができること、です。
これがきちんと理性で判断できれば、何を迷うこともなく立派な大人と言えます。
けれども、これが肉体年齢だけは立派な人でもできていないわけです。
その結果、自分で判断せず誰かが何とかしてくれるだろう、という安易な考えがはびこり、
国が大丈夫と言ったから、学者が大丈夫と言ったから、みんながこうしているから、など自分で確認もせずに誰かの考えにふりまわされることになります。
「最近の若者は・・・」でなく、自分はたましいの上で大人になれているか、
物事に対して自己判断できているか、自分を見つめなおす良い機会にしたいですね。