今日1月16日は義父の命日。
早いものでもう5年が経ちました。
そんな今日、年始に義母から命日のお墓参りの前にセレモニーセンターの説明会に行きたいとの相談を受け、説明を一緒に聞きに行くことになりました。
自分の葬儀はどんな規模で、どんな祭壇で、弔問いただいた方々にどんなお料理を出して、遠方からの方にはどんなお部屋に泊っていただいて、そしてどんな骨壷があって・・・・等々見て回るわけです。
また、実際に身内のお葬式を出したことのある自分としても、こういったことを生前にしっかり伝えておくことが、実は残された家族にとっていざという時にとても大切なこと、と改めて実感させられました。
神道なのか、仏教なのか、キリスト教なのか、
戒名はいるのかいらないのか、
流してほしい曲は、お棺に入れてほしいものは、骨壷に入れてほしいものは、
誰に何を残したいのか、使ってほしい遺影の写真は・・・・
そして必ず知らせてほしい人は、などなど
実際にお葬式を出してみると分かりますが、バタバタで想像以上に重労働なのです。
そして意外とどうして欲しいか知らないことが多いのです。
ですから、こういったことをしっかりと家族に伝えておくことや文章にして残しておくことが本当の意味の思いやりですし、残された人にとっても故人の希望通りのいいお式ができて良かった、となるわけです。
実際、義母とも「この花柄の骨壷が素敵!!」等とはしゃぎつついつかお世話になる骨壷選びをしたり、
「このお料理が美味しいからこれをお出ししましょう!」等と話したり、
決して不謹慎、とか縁起が悪いということでなく、死は忌み嫌うものでなく誰もに訪れる普通のことであって、だからこそお互いに心配をかけない気持のいいお式のために、と下見をしてきました。
死は若いからといって先のことでもないですし、年配とはいえ、今や100歳以上生きることも珍しくありません。
ですから、常に死を意識することで生を充実させるためのいいきかっけになります。
また、家族が故人がいまあの世でどう思っているのだろうか、などどいう無駄な心配もしなくていいですね。
というのも、どんな亡くなり方をしようが故人の希望通りのお式をしたのだから大満足でしょ!となるわけですね。
元気なうちにこそこういう話をきちんとすることが大切です。