GWまっただ中、みなさんお休みを楽しまれているでしょうか。
こちらのブログでも時折触れていますが、
私は海外ドラマ+映画大好き人間でして、
気になる作品は必ずチェックしています。
(テレビもAXNかWOWOWしか見ていないといっても過言でないほど・・(苦笑))
ここ数年は月曜日が定休日のこともあり、映画観賞は日曜日のレイトショー、が定着しつつあります。
このところ視た映画で蛇足という言葉がぴったりだった、
「SHUTTER ISLAND」
映画の上映前に「ラストは誰にも教えないで・・・云々」なんて言う余計な錯覚や謎解きの解説のおかげで、ストーリーの楽しさ半減。
ディカプリオの演技はなかなかでしたが、観終わった後、ありがちなストーリー展開とその結末、あまりの上映時間の長さに疲労困憊&片頭痛で体調を崩し散々でした。
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そして以前から公開を楽しみにしていた「Alice in wonderland」
ティム・バートンは大好きな監督さんなので、彼の作品は網羅していますが、もともとアリスは子供のころから絵本を読んでいたので期待大で初の3D映画で観まし
た。
場面の一つ一つにこだわりがあって、衣装やヘアスタイルや、インテリア等々こだわりの演出にかなりマニア心をくすぐられましたが、ストーリーというよりはティム・バートンの世界観を楽しむような感じですね。
大人が見ても自分を信じることや、なりたい自分になることの大切さを感じる、
深く観ようとするとなかなかなストーリーかと思います。
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けれども、一番パンチの利いた作品は、なんと「DISTRICT9」でした。
20年前に南アフリカ・ヨハネズブルグ上空に突如現れた巨大UFOが制御不能になり、
そこに乗っていたエイリアンたちが「難民化」し、第9地区に隔離され、その場所も年々スラム化し、周囲の人間の生活を脅かすまでになったので、人間の都合によりさらに遠くに強制隔離する途中に起きた事故・・・というような設定なのですが、深読みすると色々見えてきて(場面の端々に色々な映画のパロディもあり)人間の「小我」を浮き彫りにしたような、なかなか面白い作品でした。
前知識もなく期待していなかっただけに、かなり面白く、また南アフリカという背景を考えるとエイリアンに対する対応がアパルトヘイトを連想しますが、ある意味人間のエゴと器の小ささ、自己中心的思想等々、人間の未熟な部分を見せつけられ、考えさせられた作品でした。
何でも「DISTRICT10」の制作予定もあるようです。
きっと観てしまうんだろうな(苦笑)