毎年恒例のお楽しみ、「motoGP」。
今年はなんと9年ぶりの春の開催で、初日予選は肌寒い曇り空の下でのフリー走行、2日目はなんと豪雨のために予選中止、決勝の3日目はフリー走行中の豪雨、その後打って変わっての快晴でドライコンディションという何ともめまぐるしいレースウィークでした。
個人的にはレースも大好きなのですが、やっぱり一番の楽しみはパドックで世界のトップレーサーを身近に感じられること。
今年はデビュー以来応援してきたイタリア人ライダーのマルコが目当て。(画像のライダーです)
長年応援してきたフランス人のシルヴァンはイギリススーパーバイクに移籍したので、今年お気に入りライダーはイタリア人ばかり。
フランス語を使う機会もめっきり減り、レース直前にやっつけで覚えたイタリア語でお気に入りライダーを追跡?!してきました。
今年はイタリア語を真剣に覚えないと(爆)
さて、前置きが長くなりましたが、このマルコ、昨年の250cc年間チャンピオンなのですが、今年の開幕戦はケガによる欠場、この2戦もてぎではタイヤトラブル発生で、まるでF1さながらにピットインし、タイヤを交換してレースに戻っての完走となりました。
バイクレースはコンマ何秒、という過酷なものなので、タイヤ交換などしたら間違いなくトップから秒どころか分単位で遅れが出て、上位が狙えないことが容易に想像できます。
けれどもマルコは決してあきらめずに最終周回までプッシュし続けました。
その前向きで真摯なレースに対する気持ちがあってこそ本物のプロ。
気持ちが萎えるとモチベーションも下がり、この先もいい結果は決して出ません。
今の状況を嘆いたり、落ち込んだりすることに意味はありません。
じゃあ、今どうしたらより次につながるか、この経験を無駄にしないためには今どう動くことがいいのか、その先を常に見据える瞬時のジャッジ。
若干22歳のマルコからいろいろと学びのある日本GPでした。