怒涛のごとく1月がおわり、早いものでもう2月ですね。
先月末「
コーセー アンニュアージュトーク」に美輪様がお出になる!!という情報を友人からもらい、ありがたいことにチケットまで用意していただきました。(感謝〜!!)
美輪様のトークショーは久しぶりでしたので、心が弾みました。
今回はこのトークショーを第1回目からずっと愛し支え続け、自らも出演なさっていたという、秋にご逝去されたジャーナリスト筑紫哲也さんの追悼を兼ねての「筑紫哲也さんとアンニュアージュな仲間たち」と銘打ったものでした。
正直美輪様目当ての私でしたが、瀬戸内寂聴さんをはじめ、そのほかにも筑紫さんと交流のあった豪華ゲストが次から次へと登場して、なんとも贅沢なトークショーでした。
その中でも40度の熱を押していらしたという石井竜也さんがおっしゃっていた「ジャーナリズム」ということ、これはとても興味深いお話でした。
何でも石井氏はイラク戦争に関する著書を発刊される際に掲載する写真を選ぶことになり、これはショッキングすぎる、これなら大丈夫、これは伝わらないな、などと写真を選んでいた時に、
「これこそ(選択すること)がジャーナリズムなのだ」
と教えられ、自分達が知っていると思われることは実は誰かによって選ばれたもので、選ばれたもの以外は自分たちは知らないのだ、ということをおっしゃっていました。
だからこそ、本当のジャーナリズムとは・・・云々と話は続いたのですが・・・。
私の引っかかったのは取捨選択されたものを提供されている、というところ。
だからこそ、こだわりのあること、譲れないこと、自分が望まなければ何も変わらない。自分が経験することが大事で、待っていても望むものはやってこない、などなど、ジャーナリズムとはかけ離れたところまで気持ちが行ってしまいました。(苦笑)
確かに知ることはとても大事ですが、自分で見た、体験したという経験に勝るものはなし。
「誰かが言っていた、そうなんだって」を鵜呑みにしたら危険です。
アドバイスを受け入れる柔軟な心はもちろんとても大事ですが、自分で知ろうとせず手抜きをしたときは、カルマとして必ず「こんな筈では・・・」という結果が待っています。
責任主体で生きることの大切さを改めて実感しました。