クリスマスが終わった途端に巷はお正月モードですね。
この切り替えの早さがまた日本らしくていいのですが、我が家でも今年は門松を購入。
実は毎年ヨーロッパ式に新年の6日までツリーやリースを飾っていたのですが、今年はなんとなく日本式に行こうかな、と思いたった次第でして(苦笑)
門松といえばクリスマスツリーと同じく年神様のエネルギーを宿らせ、家に呼び込むためのもの(依り代:「よりしろ」といいます)ですが、洋の東西を問わずに同じ文化があるのは面白いですね。(ちなみにリースはしめ飾りですね)
さて、この門松ですが飾るに際して注意することがあるそうで・・・。
まず、29日に飾るのは「九松」つまり「苦待つ」と考えられ、忌み嫌われるそうです。
また、31日に飾ることも「一夜飾り」といって新年に神様を迎え入れるにあたってたった一日だけ飾るというのは失礼に当たる、ということから避けるのが慣わしだとか。
ということで理想は28日までに飾ることがいいようですね。(ちなみに家は明日30日に飾ります〜)
また、門松にあわせて必要なのが鏡餅。
鏡餅はなんと門松で招き入れた年神様に対するおもてなしの品なのですね。
鏡餅がないということは、呼び立てして来ていただいたお客様にお茶もお菓子も出さない、そんな失礼なことなのです。
日本は世界に誇る独自の素晴らしい文化を持つ国ですが、何せ戦後廃れ具合も激しく、さらに核家族化によりそれを伝える人もいなくなりつつある今日この頃。
季節の行事のたびにそのルーツを探るのも楽しみの一つです。
そういえば、正月飾りの取り外しは私の実家のほうでは15日に「どんど焼き」という行事がありその際にだるまや書初めや姫もちお飾りなどを積み上げて一斉に焼き、そこでお餅を焼いて食べるて一年の無病息災を祈りましたが、東京では7日に取り払うようです。
(先日行った伊勢にいたってはしめ縄は一年中玄関先に飾るそうです)
外した後は燃えるゴミでしょうかね〜?!できればお焚き上げしていただきたいものです。
ともあれ、日本の文化はなかなか奥が深くて知るほど楽しくなります。