このところ暖かかったせいか、一気に桜が咲きました。
うつくしい桜の花を見るとなんだか自分の心の中まで軽やかになります。
目黒川沿いの桜並木もいつもよりも沢山の人たちがその恩恵にあずかろうとお散歩の様子。
桜は誰に見せるためでもなく、葉を落とし、寒さに耐え、時期がきたら花を咲かせ
それはなんら変わり映えのしない自らの生のシステムにしたがってその繰り返しをしてます。
決して毎年同じで飽きた、とは誰も思いません。
年にたった1回、それも数週間。けれども人はその時期を待ちわびます。
人間も同じ。
無理をして目新しいものばかりを追いかけることはないのです。
本当に良いものは何時の時代も受け入れられるもの。
受け入れられないときは何かが間違っているのです。
一見同じようでも、桜の樹も少しずつ大きく太くなっていくことと同じで、
積み重ねることによってより本物になって行くこともあります。
すぐに幹は太くなりません。
同じようなことに思えても積み重ねて、そこから新たなことを学ぶこともあるのです。
自分にはこれしかない、これしかできない。
それでいいじゃないですか。
それを本物にしていけばいいだけです。
そうすればおのずとそれに追随していろいろなことが見えてきます。
焦るより、まずは日々の努力と実践。
始まりはそこからで十分。