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- 2021.08.18 Wednesday
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桜も満開を過ぎ、いよいよ春本番。
春は新しい季節の始まりですが、この時期に多くなるのが人間関係のご相談です。
どうしても好きになれない人がいる
とにかく苦手で接し方がわからない
顔を見るだけでイライラする
などの人間関係のストレスを抱えている方が少なくありません。
こんな時こそ「苦手、嫌い」という感情に走らずに、
「なぜ苦手なのか、イラっとしてしまうのか」
を理性で分析してみることが大事です。
そもそも誰と出会うかは宿命なので、ご縁のある人としか出会いません。
けれども、そのご縁をどう活かすは運命。
宿命は変えられませんが、運命は自分次第で変えることができます。良くするのも悪くするのも自分次第。
その出会いから何を学ぶ(自分を見つめる)か。ここが重要です。
人にマイナスな感情を持つのは、3つの理由があります。
1:自分の嫌な部分を相手の中に見たとき
2:自分とペースも価値観も真逆で、全くかみ合わないとき
3:自分がどんなに頑張ってもできないことを、簡単にやられたとき
です。
1は「 はっきり自分の意見を言わない優柔不断な相手にイラっとしたものの、自分も優柔不断で同じように悩んでしまうことがある」など自分の欠点を相手の中に見たときです。
ですので、このような場合は自分が変わりなさい(成長する)という促しです。
2は他者に対して「人としてこうあるべき、常識としてこうするべき」と、自分と同じ価値観や判断基準を持つことを期待する思い癖(依存心)をなくすことと、「人はそれぞれ、みな違うもの」という想像力と柔軟性、他者を受け入れる寛容性を持つことへの促しです。
3は「 〇〇さんは上司に媚びて可愛がられてずるい。実力もないのに口ばっかりうまくて出世した」などとつい言ってしまうようなときです。
もちろん、そういう人を好きになれとか見習えとは言いませんが、好きではなくても「どうでもいい、自分はその人とは違う」と思えばいいだけなのです。
愚痴を言いたくなってしまうということは、自分の心のどこかに「自分だって可愛がられたい、自分もあわよくば言葉巧みに出世したい」と思っているゆえに、そうできない自分がもどかしく、できている人に嫉妬して攻撃したくなるのです。
だから「自分は媚を売りたくない、口ばっかりの人は最低」と気にかけて、そうできない自分を正当化しようとします。
つまり、嫉妬から愚痴を言うくらいなら自分もコミュニケーション上手になって気に入られるように「郷に入れば郷に従え」の気持ちで、意地を張らずに気を利かせなさい、という促しです。
「私はそうなりたくない」と我が道を行く選択肢もありますが、この場合は自分の軸がぶれないので、他者と比べてイラついたり、愚痴を言うことはありません。
いずれにしても、大事なのは「人が云々」でなく、自分はどういった人間なのか、自分の未熟な部分を身近な人があぶりだしてくれていることに気づくことです。
人間関係のすべては相手ではなく自分のこと。自分の「思い・言葉・行動」の映し出し。
苦手な人や嫌いな人との出会い、こういったままならない人間関係こそが、自分がどう成長してけばいいのかの気づきを促す成長への第一歩。
それが分かれば、心からすべての人とのご縁に感謝することができますね。